母指MP関節尺側側副靭帯損傷

母指MP関節尺側側副靭帯損傷

母指MP関節尺側側副靭帯損傷は、親指の付け根にあるMP関節(中手指節関節)の内側に存在する「尺側側副靭帯」が損傷するケガです。

スキーや球技、転倒時などに親指が強く外側へ開かれることで発生し、「スキーヤーズサム」「ゲームキーパー母指」とも呼ばれています。

この靭帯は、物をつまむ、握る、ペンを持つ、ボタンを留めるなど、日常生活で欠かせない親指の安定性を保つ重要な役割を担っています。

受傷直後は痛みや腫れが強く現れますが、「ただの突き指だろう」と軽く考えてしまい、適切な治療が遅れるケースも少なくありません。

しかし、靭帯の損傷が強い場合には親指の不安定性が残り、日常生活やスポーツに大きな支障をきたすことがあるため、早期の評価と適切な治療が重要です。

 

こんなお悩みはありませんか?

  • ☑親指を突いてから痛みが続いている

  • ☑親指の付け根が腫れている

  • ☑物をつまむと痛い

  • ☑ペットボトルの蓋が開けにくい

  • ☑タオルを絞る動作で痛みが出る

  • ☑ボールを投げたり捕ったりすると痛む

  • ☑ラケットやバットを握ると痛い

  • ☑親指に力が入りにくい

  • ☑病院で「突き指」と言われたが改善しない

このようなお悩みがある方は、お早めにご相談ください。

 

症状の原因

母指MP関節尺側側副靭帯損傷は、親指が強制的に外側へ開かれることで発生します。

代表的な原因として、

 

 

  • ☑ボールが親指に当たる

  • ☑転倒した際に手をつく

  • ☑スキーのストックに親指が引っかかる

  • ☑柔道やラグビーなどのコンタクトスポーツ

  • ☑バレーボールやバスケットボールでの受傷

  •  

などが挙げられます。

軽度であれば靭帯の伸張にとどまりますが、強い外力が加わると靭帯の部分断裂や完全断裂を起こすことがあります。

また、完全断裂の場合には「Stener損傷(ステナー損傷)」と呼ばれる状態になることがあり、この場合は自然治癒が難しく、手術が必要になることもあります。

そのため、単なる突き指と自己判断せず、靭帯の状態を正確に評価することが大切です。

 

放置するとどうなるか?

適切な固定や治療を行わずに放置すると、親指の不安定性が残り、物をつまむ動作や握る動作が困難になることがあります。

また、痛みが慢性化したり、握力低下や変形性関節症につながることもあります。

スポーツ復帰後に再受傷を繰り返す原因にもなるため、受傷直後から適切な処置とリハビリを行うことが重要です。

 

当院での施術方法

当院では、母指MP関節尺側側副靭帯損傷に対して、損傷の程度や回復段階に応じた施術を行っています。

まずは問診や触診、徒手検査を行い、痛みの部位や関節の不安定性を確認します。

また、超音波画像観察装置(エコー)を用いて靭帯や周囲の軟部組織の状態を評価し、必要に応じて整形外科での画像検査をおすすめすることもあります。

急性期には患部の安静と固定を優先し、炎症や痛みの軽減を図ります。

回復段階に合わせて、

 

  • ✔関節可動域の改善

  • ✔周囲筋の機能回復

  • ✔握力やつまむ力の強化

  • ✔手指の協調性トレーニング

  • ✔スポーツ動作への復帰指導

  • ✔セルフケアやテーピング指導

  •  

などを段階的に行い、日常生活や競技復帰をサポートします。

よくある質問

Q. 母指MP関節尺側側副靭帯損傷は突き指と同じですか?

一般的には「親指の突き指」と表現されることがありますが、実際には靭帯損傷であり、通常の突き指よりも重症になることがあります。

Q. エコー検査は受けられますか?

はい。当院では超音波画像観察装置(エコー)を導入しており、靭帯や周囲組織の状態を確認しながら施術を進めています。

Q. 手術が必要になることはありますか?

完全断裂やStener損傷が疑われる場合には、手術が必要になることがあります。その際は整形外科と連携し、適切な医療機関をご案内いたします。

Q. スポーツ復帰は可能ですか?

はい。損傷の程度によりますが、適切な固定とリハビリを行うことで、多くの方が競技復帰されています。

Q. テーピングやセルフケアも教えてもらえますか?

もちろんです。当院では施術だけでなく、自宅でできるセルフケアやテーピング方法、再発予防のためのトレーニング指導にも力を入れています。

当院では、痛みを改善するだけでなく、親指の機能回復と再発予防を重視し、安心して日常生活やスポーツに復帰できるよう全力でサポートいたします。