ジョーンズ骨折
ジョーンズ骨折とは、足の小指側にある第5中足骨の基部より少し遠位に起こる骨折です。日本では、この部位に生じる急性骨折だけでなく、スポーツによる第5中足骨近位骨幹部の疲労骨折を含めて「Jones骨折」と呼ぶことがあります。
この部位は血流が乏しく、ほかの骨折と比べて骨癒合が遅れたり、再骨折したりする可能性があります。特に競技スポーツを行っている方は、早期の診断と適切な治療が重要です。
こんなお悩みはありませんか?
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☑足の小指側に痛みがある
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☑切り返しやダッシュで痛みが出る
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☑ジャンプの着地時に足の外側が痛む
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☑練習中に急な痛みが走った
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☑運動後だけだった痛みが、歩行時にも出るようになった
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☑足の外側に腫れや皮下出血がある
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☑第5中足骨を押すと一点だけ強く痛む
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☑足をひねってから体重をかけられない
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☑休むと軽くなるが、競技を再開すると再発する
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☑レントゲンでは異常なしと言われたが痛みが続く
疲労骨折の初期は腫れが目立たず、通常のレントゲンで分かりにくい場合があります。繰り返す小指側の痛みを我慢しないことが大切です。
症状の原因
繰り返される足部外側への負担
ダッシュ、切り返し、ジャンプ、キックなどを繰り返すと、第5中足骨へ曲げ・ねじりの負荷が加わります。骨の修復が運動による負担に追いつかなくなると、疲労骨折が起こることがあります。
サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボールなど、急な方向転換を行う競技で多くみられます。
一度の強い外力
足首を下へ伸ばした状態で前足部に内向きの力が加わると、急性のJones骨折が起こることがあります。受傷直後から強い痛み、腫れ、歩行困難が現れます。
練習環境・コンディション
練習量や強度の急増、休養不足、硬い路面、シューズの変更などが発症に関係する場合があります。また、足部の形態や外側へ荷重しやすい動作など、複数の要因が重なることがあります。
疲労骨折を繰り返す場合は、栄養不足、利用可能エネルギー不足、月経異常、骨密度、ビタミンDなどについて、医療機関での評価が必要になることもあります。
放置するとどうなるか?
ジョーンズ骨折が起こる部位は血流が乏しいため、治療せずに運動を続けると、骨折線が広がって完全骨折へ進行する可能性があります。
さらに、骨癒合に通常より時間がかかる遷延癒合、骨がつながらない偽関節、一度つながった後の再骨折につながる場合があります。痛みが軽くなった段階で競技へ戻ると、治療期間がさらに長くなることもあります。
当院の施術方法
1.痛みの経過と運動量の確認
いつから痛むのか、一度の外傷か徐々に発症したのか、競技種目、練習量、過去の骨折歴などを確認します。第5中足骨の圧痛、腫れ、歩行状態も評価します。
骨折が疑われる場合は、片脚ジャンプなど患部へ強い負荷がかかる検査を行いません。
2.運動器エコーによる観察
必要に応じて運動器エコーを使用し、骨表面の不整、骨膜周辺の変化、腫れなどを観察します。
ただし、エコーだけでJones骨折の有無や進行度を確定することはできません。疑われる場合は整形外科をご紹介し、レントゲン検査を受けていただきます。初期の疲労骨折ではレントゲンに写らない場合があり、MRIやCTが必要になることもあります。
3.応急処置と免荷・固定
急性骨折が疑われる場合は、患部を保護・固定し、松葉杖などを使用して体重をかけないようにします。自己判断で歩行や競技を続けないことが重要です。
固定方法や荷重を開始する時期は、骨折部位、進行度、治療方法によって異なるため、医師の指示に従います。
4.医師の同意に基づく施術
骨折への継続施術は、応急処置を除いて医師の同意を得たうえで行います。骨癒合の段階に合わせ、超音波やマイクロカレントなどの物理療法を検討します。
骨折部への強いマッサージ、ストレッチ、矯正は行いません。
5.段階的な競技復帰
医師から荷重や運動を許可された後、足関節の可動域、ふくらはぎや足部の筋力、片脚バランスを回復させます。その後、ジョギング、ジャンプ、切り返しなどへ段階的に進めます。
フォームや足圧の偏り、股関節・体幹の機能、シューズ、練習量も確認し、再骨折予防をサポートします。復帰時期は日数だけで決めず、画像上の骨癒合、圧痛、筋力、競技動作を確認して判断します。
よくある質問
Q.第5中足骨基部裂離骨折とは違いますか?
異なります。裂離骨折は第5中足骨の最も基部に起こり、比較的治癒しやすい傾向があります。Jones骨折はそれより遠位に発生し、血流の関係から遷延癒合や偽関節に注意が必要です。
Q.必ず手術が必要ですか?
必ずではありません。骨折の進行度、転位、年齢、活動レベルによって保存療法が選択される場合があります。一方、完全骨折や競技レベルの高い選手、偽関節・再骨折例では手術が検討されます。
Q.手術をすると早く競技復帰できますか?
手術は骨折部を安定させる方法ですが、すぐに復帰できるわけではありません。骨癒合が不十分な状態で復帰すると、手術後でも再骨折や金属の破損が起こる可能性があります。
Q.痛みがなくなれば練習してもよいですか?
痛みがなくても骨癒合が不十分な場合があります。医師による画像確認と、段階的な動作評価を受けてから復帰してください。
Q.どのくらいで治りますか?
保存療法か手術療法か、急性骨折か疲労骨折かによって異なります。競技復帰まで数か月を要することもあり、偽関節や再骨折ではさらに長くなる場合があります。