インピンジメント症候群
「インピンジメント」とは、「衝突」や「挟み込み」を意味します。
- 腱板(けんばん): 肩を安定させ、動かす役割を持つ4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱の集合体。
- 肩峰下滑液包(けんぽうか かつえきほう): 腱板がスムーズに動くためのクッション・潤滑油の役割を果たす袋。
こんなお悩みはありませんか?
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☑腕を上げると肩が痛い
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☑肩を上げていく途中で痛みが強くなる
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☑洗濯物を干す動作で肩が痛む
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☑高いところにある物を取ると肩が痛い
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☑髪を洗ったり、髪を結んだりすると痛い
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☑シャツや上着を着るときに肩が痛む
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☑肩を下ろすときにも痛みを感じる
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☑スポーツで腕を振ると肩が痛い
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☑野球やテニス、水泳などで肩を使うと痛い
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☑肩の痛みがなかなか改善しない
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☑病院で湿布や痛み止めを処方されたが、繰り返し痛くなる
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☑肩を動かしたいけれど、痛みが怖くて動かせない
肩インピンジメント症候群は、腕を上げる動作などで肩周辺の組織に負担がかかり、痛みが生じる状態です。
特に、腕を横から上げていくときに痛みが出やすいことがあります。
肩の痛みは、肩だけに原因があるとは限りません。
肩関節の動き、肩甲骨の動き、胸郭、姿勢、筋肉の柔軟性や筋力、繰り返し行う動作など、複数の要素が関係している場合があります。
当院では、痛みのある肩だけを見るのではなく、肩を動かすために必要な身体全体の動きを確認し、負担のかかりにくい状態を目指します。
原因
肩インピンジメント症候群では、腕を上げる際などに肩峰下の組織へ負担がかかり、痛みが生じることがあります。
ただし、原因は一つではありません。
① 肩関節の動きが悪くなっている
肩関節は非常に大きな可動域を持つ関節です。
肩周辺の筋肉や関節の動きが悪くなると、腕を上げる際の動きがスムーズに行えず、特定の組織に負担が集中することがあります。
② 肩甲骨の動きがうまく連動していない
腕を上げる動作では、肩関節だけでなく肩甲骨も一緒に動きます。
肩甲骨の動きが制限されたり、肩関節との連動がうまくいかなかったりすると、肩に負担がかかる場合があります。
③ 姿勢の影響
猫背などの姿勢では、肩甲骨や胸郭の位置・動きが変化することがあります。
姿勢が直接インピンジメント症候群を起こすとは限りませんが、肩を動かす際の身体の使い方に影響する要因の一つとなる場合があります。
④ 肩周辺の筋肉の柔軟性低下
肩や胸周りの筋肉が硬くなると、肩関節や肩甲骨の動きが制限されることがあります。
特に、デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けている方は、肩周辺の筋肉が緊張していることがあります。
⑤ 肩を繰り返し使う
野球、テニス、水泳、バレーボールなど、腕を繰り返し頭上へ動かすスポーツでは、肩周辺に繰り返し負担がかかります。
仕事で腕を上げる動作を繰り返す方にも起こることがあります。
⑥ 腱板など肩周辺組織への負担
肩の安定性には、腱板と呼ばれる筋肉群が重要な役割を担っています。
肩を繰り返し使用することで、腱板などの組織に負担がかかり、痛みにつながる場合があります。
肩インピンジメント症候群では、腱板炎や肩峰下滑液包炎など、他の肩の病態が関連していることもあります。
放置するとどうなる?
肩の痛みが軽いからといって、そのまま無理を続けると、肩を使うたびに痛みが繰り返されることがあります。
痛みを避けるために肩を動かさなくなると、肩関節の動きがさらに悪くなり、日常生活やスポーツ動作に支障が出る可能性があります。
また、肩の痛みにはインピンジメント症候群だけでなく、腱板損傷、石灰沈着性腱板炎、五十肩(肩関節周囲炎)など、異なる原因によるものもあります。
そのため、肩の痛みが長期間続く場合や、明らかな外傷後に強い痛みがある場合には、原因を確認することが重要です。
「肩が痛いけれど、いつか治るだろう」と我慢して使い続けるのではなく、早めに身体の状態を確認することをおすすめします。
当院の施術方法
当院では、肩の痛い部分だけを施術するのではなく、肩関節・肩甲骨・胸郭・姿勢・筋肉の状態などを総合的に確認します。
① 肩の状態をチェック
まず、痛みが出る動作や肩関節の可動域を確認します。
腕を上げる、後ろに回すなど、どの動作で痛みが出るのかを確認し、左右差などもチェックします。
② 肩甲骨・胸郭の動きを確認
肩を動かすためには、肩関節だけでなく肩甲骨や胸郭の動きも重要です。
肩甲骨の動きや背中・胸郭の状態を確認し、肩の動作に影響している部分を探します。
③ 肩周辺の筋肉を整える
肩や首、胸、背中などの筋肉に緊張や柔軟性の低下がある場合は、状態に合わせて手技などを行います。
筋肉の状態を整え、肩を動かしやすい身体づくりを目指します。
④ 姿勢を整える
肩の動きに姿勢が影響していると考えられる場合は、姿勢も確認します。
猫背や頭が前に出た姿勢など、日常生活で繰り返している姿勢を見直し、肩への負担を減らすための身体の使い方をお伝えします。
⑤ 鍼灸によるアプローチ
必要に応じて鍼灸施術も取り入れます。
肩周辺だけでなく、首や背中など身体の状態を確認しながら、筋肉の緊張や痛みに対するアプローチを行います。
⑥ 肩の動きを改善する運動・トレーニング
痛みの状態を確認しながら、肩甲骨や肩関節を適切に動かすための運動を行います。
症状が強い時期に無理なトレーニングを行うのではなく、痛みの程度や身体の状態に合わせて段階的に進めることを大切にします。⑦ 再発予防のための身体づくり
痛みが落ち着いた後も、肩に負担がかかりやすい身体の使い方が残っていると、再び痛みが出ることがあります。
肩甲骨・肩関節の動きや筋力、姿勢などを確認し、日常生活やスポーツで肩を適切に使える状態を目指します。
よくある質問
Q. 肩インピンジメント症候群は自然に治りますか?
軽症の場合、負担を減らすことで症状が落ち着くこともあります。
ただし、痛みがある状態で肩を繰り返し使い続けると、症状が長引く場合があります。
痛みが続く場合は、原因を確認することをおすすめします。
Q. 腕を上げると痛いのですが、肩インピンジメント症候群ですか?
腕を上げると痛いという症状は、肩インピンジメント症候群で見られる症状の一つです。
しかし、腱板損傷や五十肩、石灰沈着性腱板炎など、他の原因でも同様の症状が起こることがあります。
症状だけで自己判断することはできません。
Q. 肩が痛くても動かした方がいいですか?
痛みの原因や程度によって異なります。
強い痛みがある状態で無理に動かすことはおすすめできません。
まず痛みの状態を確認し、必要に応じて痛みを悪化させない範囲で適切な運動を行うことが大切です。
Q. 肩の痛みにはどのくらい通院すればいいですか?
症状の原因や痛みの程度、生活環境などによって異なります。
痛みが出てからの期間や肩の可動域、スポーツや仕事での使用頻度などを確認したうえで、状態に合わせた施術計画をご提案します。
Q. マッサージだけで改善しますか?
筋肉の緊張が関係している場合、手技によって動かしやすくなることがあります。
ただし、肩の痛みは筋肉の緊張だけが原因とは限りません。
肩関節・肩甲骨・姿勢・筋力・動作などを総合的に確認することが重要です。