膝蓋骨骨折でお悩みの方へ
膝蓋骨骨折とは、膝の前面にある「膝のお皿」が折れた状態です。膝蓋骨は膝関節を保護するとともに、大腿四頭筋の力をすねへ伝え、膝を伸ばすために重要な役割を担っています。
膝蓋骨は関節面の一部を構成しているため、骨折を放置すると膝の動きや関節軟骨に影響する可能性があります。転倒後に強い痛みや腫れがある場合は、歩けていても早めに整形外科で画像検査を受けましょう。
こんなお悩みはありませんか?
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☑転倒して膝のお皿を強く打った
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☑交通事故やスポーツで膝前面をぶつけた
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☑膝のお皿を押すと激しく痛む
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☑膝が急激に腫れてきた
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☑膝の前面に皮下出血がある
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☑痛くて膝を曲げ伸ばしできない
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☑自分の力で脚を持ち上げられない
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☑膝を伸ばした状態を保てない
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☑痛くて立てない、歩けない
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☑膝のお皿に段差や隙間を感じる
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☑数日経過しても痛みや腫れが改善しない
膝蓋骨骨折は、打撲や膝蓋腱損傷、大腿四頭筋腱損傷などと症状が似ています。外見や痛みの程度だけでは判断できません。
症状の原因
膝前面への直接的な衝撃
最も多いのは、転倒して膝を地面に打ちつける、交通事故でダッシュボードに膝をぶつけるなど、膝蓋骨へ直接大きな力が加わるケースです。
直接外力では、骨が複数に分かれる粉砕骨折や、皮膚が傷つく開放骨折になることもあります。股関節や大腿骨など、ほかの部位を同時に損傷していないか確認することも重要です。
大腿四頭筋の急激な収縮
転倒しそうになって踏ん張ったときや、ジャンプ・着地などで太ももの筋肉が急激に収縮し、膝蓋骨が上下へ引っ張られて骨折することがあります。横方向に割れる横骨折では、骨片の間が開く場合があります。
骨が弱くなっている状態
高齢者や骨粗鬆症がある方では、比較的小さな外力でも骨折する可能性があります。軽く転んだだけでも強い痛みや腫れがある場合は注意が必要です。
放置するとどうなるか?
転位のある骨折を放置すると、骨が正しい位置で癒合しない変形治癒や、骨がつながらない偽関節につながる可能性があります。
また、大腿四頭筋から膝蓋腱までの膝伸展機構が途切れると、自力で膝を伸ばせなくなることがあります。関節面に段差が残ると、膝前面の痛み、可動域制限、筋力低下、外傷後の変形性膝関節症につながる場合もあります。
当院の施術方法
1.応急評価と患部の保護
受傷状況、痛み、腫れ、皮膚の傷などを確認します。骨折が疑われる場合は、膝を無理に曲げ伸ばしせず、患部を固定して整形外科へご紹介します。
受傷直後の骨折部に対して、強いマッサージやストレッチ、矯正を行うことはありません。
2.医療機関での画像検査
膝蓋骨骨折の確定診断には、レントゲン検査が必要です。骨折の形や関節面、ほかの損傷を詳しく確認するために、CTやMRIが追加される場合もあります。
骨片のずれが少なく、膝を伸ばす機能が保たれている骨折では、装具などで膝を伸ばした状態に保つ保存療法が選択されることがあります。一方、骨片の転位が大きい、関節面に段差がある、膝伸展機構が途切れている場合などは手術が検討されます。
3.医師の同意・指示に基づく施術
骨折に対する継続施術は、応急処置を除き、医師の同意を得たうえで行います。固定期間、膝の曲げ伸ばし、荷重の可否については、骨折の状態や手術方法によって異なるため、医師の指示を優先します。
4.物理療法と周辺組織への施術
医師の許可と骨癒合の段階に合わせて、超音波、マイクロカレントなどの物理療法を検討します。固定によって緊張した太ももや股関節周囲には、骨折部へ負担をかけない範囲で手技を行います。
これらの施術だけで、転位した骨片を正しい位置へ戻したり固定したりすることはできません。
5.段階的な機能回復
医師から運動を許可された後、膝の可動域、大腿四頭筋、臀部、体幹の機能を段階的に回復させます。
その後、立ち上がり、歩行、階段、スクワット、片脚動作へ進みます。スポーツ復帰では、筋力やジャンプ、着地、競技動作まで確認します。自己判断で膝を深く曲げたり、早期に強い筋力トレーニングを行ったりしないことが重要です。
よくある質問
Q.歩けるので骨折ではありませんか?
歩ける骨折もあります。特に転位の少ない骨折では、痛みを我慢すれば歩ける場合があります。膝蓋骨に強い圧痛や腫れがある場合は、レントゲン検査を受けてください。
Q.膝を打っただけでも骨折しますか?
転倒や衝突による直接外力は、膝蓋骨骨折の代表的な原因です。高齢者や骨粗鬆症がある方では、比較的小さな外力でも骨折する可能性があります。
Q.必ず手術が必要ですか?
必ずしも必要ではありません。骨片のずれが少なく、膝を伸ばす機能が保たれている場合は、装具などによる保存療法が選択されることがあります。転位や関節面の段差が大きい場合などは手術が検討されます。
Q.どのくらいで骨がつながりますか?
年齢、骨折の形、転位、手術の有無などによって異なります。一般的には数週間から数か月かけて癒合を確認します。期間だけで判断せず、レントゲン所見と身体機能を確認する必要があります。
Q.固定中も運動したほうがよいですか?
医師から許可された足首運動や筋力維持運動を行う場合がありますが、自己判断で膝を曲げるのは避けてください。骨折の状態に合わせた指示が必要です。
Q.手術後に金属を抜く必要はありますか?
使用した固定材料、痛みや違和感、年齢などによって異なります。必ず抜くわけではないため、手術を担当した医師へご確認ください。
Q.スポーツへ復帰できますか?
適切に治療し、骨癒合、可動域、筋力が回復すれば復帰を目指せます。復帰時期は骨折の状態や競技によって異なり、医師の許可が必要です。